一月くらい前からWeb上で賑わっていたcannondale(キャノンデール)のLefty(レフティ)グラベルロード『SLATE』。今回、販売店向けに情報が公開されたので、仕様が判明しました。
部分的な情報リーク時だった頃は、650bホイールも装着できるグラベルロードバイクと思っていたのですが、実は650bホイールがメインのグラベルロードバイクでした。
- Lefty Oliver Carbon PBR
- SmartFormed 6069 alloyフレーム
- cannondale SLATE:ラインナップ
- cannondale SLATE ジオメトリ
- cannondale SLATE:装着できるタイヤ幅
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バイク仕様
Lefty Oliver Carbon PBR
SLATEで目をひくのが、ロードバイクに初めて搭載された『Lefty(レフティ)』フォークでしょう。こちらの正式なモデル名は『OLIVER(オリバー)[Lefty Oliver Carbon PBR] 』。
サスユニットはガス&コイル式で、フォークのトップにロックアウトボタンとリバウンド調整ダイヤルを装備。インナーチューブは32ミリ。フォークアウター素材はカーボン製になり重量は1195gです。
注目のストローク量は30ミリと非常に少ない設定。ただ、普通のロードバイクやグラベルロードバイクのフォークはリジッドで振動吸収量には限度あるため、30ミリもストロークがあれば衝撃緩和の効果はかなり大きいでしょう。
SmartFormed 6069 alloyフレーム
特徴的なフロントフォークサスペンションにばかり注目してしまいがちなバイクですが、フレームにもキャノンデールらしい工夫がいくつもあります。
と、その前に、皆さん薄々気付いていると思いますが、SLATEのフレーム素材はアルミモデル『SmartFormed 6069 alloyフレーム』のみで、カーボンモデルは用意されていません。
そのかわり新設計のフレームらしく、新しい『SuperSix EVO』と『CAAD12』に採用された、左右非対称の扁平チェーンステーなどを搭載。剛性のアップに軽量化と路面追従性を向上させています。
また、加速とハンドリングを良好にするためBB30ボトムブラケットを採用しています。この新しいSLATEアルミフレームの重量は約1250グラムです。
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その他のSLATEの特徴としては、ホイールを650bメインに最適化することでチェーンステイを短くすることができ、あらゆる路面に対して優れたコントロールができるようになっています。
これに、長めのフロントセンターと少し寝かせたヘッドアングルによって、荒れた路面での安定性をねらっています。
また、ライディングポジションをアップライトに設定することで、長距離グラベルロードでの負担軽減とコントロール性を向上させています。
近年のキャノンデールバイクには、シートステイとチェーンステイを特殊形状に仕上げて振動を吸収する『SAVE』を採用しています。その技術を進化させた『SAVE PLUS』がSLATEにも搭載。これによって石畳や砂利道の細かいインパクトを積極的に吸収。バイカーへのダメージを軽減させます。
ブレーキは、グラベルロード定番のディスクブレーキ。キャリパーマウントには、シマノの新規格『ダイレクトマウント』を採用。ディスクローター径は、フロント160ミリとリア140ミリ。リアアクスルは、142 × 12ミリのスルーアクスルです。
また、全てのシフトケーブルとリアブレーキホースはフレームに内装され、とてもスマートです。
それと、皆さんの気になる完成車重量は、ペダルレスのミドルグレード(SLATE / ULTEGRA)で約9.9キロになります。
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cannondale SLATE:ラインナップ
SLATEに用意されるラインナップは3グレード。
SLATE ULTEGRA
ミドルグレードは、ドライブとブレーキ系にSHIMANO(シマノ)のULTEGRA(アルテグラ)とR685/BR785/BR805を採用。フロントチェーリングはダブルで52/36t、リアカセットコグは11-28tの11速。ブレーキロータは前後で160/140mmです。
ULTEGRA – サイズ / 価格
- サイズ
- SM, MD, LG, XL
- 販売価格
- ¥470,000(税抜)
SLATE 105
ボトムグレードは、ドライブとブレーキ系にSHIMANO(シマノ)の105とR505/BR785/BR505を採用。フロントチェーリングはダブルで52/36t、リアカセットコグは11-28tの11速。ブレーキロータは前後で160/140mmです。
105 – サイズ / 価格
- サイズ
- SM, MD, LG, XL
- 販売価格
- ¥390,000(税抜)
cannondale SLATE ジオメトリ
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cannondale SLATE:装着できるタイヤ幅
SLATE(スレイト)のホイールとタイヤの関係が少し気になったので調べてみました。
この新しいバイク情報をチェックしてる方はご存知だと思いますが、SLATEはホイール径に650b(27.5インチ)を採用したグラベルロードバイクです。
最近他社から登場してきているグラベルロードでは、ホイール径700cがスタンダード。しかし、たまに650bホイールとの互換性をアピールするバイクがあったりもします。
cannondale SLATEの場合は650bホイールがスタンダード。このホイールに42ミリ幅のタイヤを履かせた直径が、700cタイヤを履かせたホイールと同等となるので、巡航速度の維持が容易になる設計です。
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![700cホイール 対応タイヤ幅 クリアランス[cannondale SLATE]](https://x.asobiing.com/wp-content/uploads/2022/05/cannondale-slate-quarterview-300x200.jpg)
今回、その『700cホイールと同等』というところが気になって、実際に700cホイールを装着するとして、タイヤ幅が何ミリまで対応するのか疑問を解きます。
![700cホイール 対応タイヤ幅 クリアランス[cannondale SLATE]](https://x.asobiing.com/wp-content/uploads/2022/05/slate-wheel-tire-300x172.png)
まだ、このバイクの情報公開がチョイ出しだったころの動画を観ていると、チラッとだけ『700cホイールならタイヤ幅22ミリ相当』の文字が見れるのですが「幅22ミリ!」というグラベルロードらしくないタイヤ幅に少し意外な心境でした。
ということで、最終確認のために『キャノンデールジャパン』へ確認をとってみました。その質問の返信は以下のとおりです。
700c径のホイールについてですが、設計の段階でそこは考慮していないために正確な数値を出すことができません。ただ、700×22C,23Cモデルとタイヤの外径は同じになっています。そこから考えて上記写真を参考にしてください。今のタイヤ幅は42mmあってそれでも十分な隙間があります。CXタイヤのスリックでギリギリというところでしょうか。フロントはどのサイズでも問題ないでしょう。
キャノンデールジャパン:山本和弘 氏
以上のコメントどおり、装着できる最大のタイヤ幅は、650bホイールで42ミリとなっています。
回答と一緒に添付された画像がこちら。
SLATEは安定性とコントロール性能の向上のため、チェーンステイを短くし、ヘッドアングルを寝かせフロントセンターを長く取った設計です。このチェーンステイを短くした事によって700cワイドタイヤの装着ができないわけですが、狙ったハンドリングを実現する設計なので、バイクのコンセプトを考えても700cホイール装着のメリットは無いですね。
ということで、650bホイールとタイヤを装着してバイクライドを楽しみましょう。キャノンデールジャパンさん、お忙しいところ情報有難うございました!