
過去に南海トラフ沿いで発生した主な巨大地震は、日本書紀などの史料や近代の観測記録から整理されています。
このページでは、最古とされる白鳳地震(684年)から年数順に、推定マグニチュードと主な被害状況をまとめています。
また、過去に発生した南海トラフ地震の発生時期から、気になる地震の発生周期などもチェックしています。
- 地震防災情報
- 北海道沖・三陸沖 巨大地震《前兆・危険地域》
- 首都直下地震 : 被害想定(確率と規模)
- 首都直下地震と関東大震災 : 連動地震の可能性
- 首都直下地震 : 都市部の避難行動と注意点
- 南海トラフ巨大地震《危ない県 安全な県》
- 南海トラフ地震の前兆《予知と地震学》
- 南海トラフ地震 : 震度と津波高さ《想定値》
- 南海トラフ地震 津波高さ : 県別の詳細地図
- 南海トラフ地震 : 津波の高さランキング
- 南海トラフ地震 : 発生周期・過去の規模と被害
- 南海トラフ地震の発生確率《R7最新版》
- 沖縄トラフ・琉球海溝 : 連動巨大地震の可能性
- 次の熊本地震:専門家が予測する直下型地震
- 【地震防災】地震予測地図《九州》
- 巨大地震を生き残る : 知識と備え
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過去から知識を得る
M9クラスの超巨大地震
![発生場所 震源地 範囲[南海トラフ 地震対策]](https://x.asobiing.com/wp-content/uploads/2020/09/nankai_EQ_s1-300x174.png)
南海トラフ巨大地震は、西日本を中心に超広域にわたり発生し、巨大な津波と激震がともなう。
その被害は、東日本大震災を超える甚大な人的・物的被害が発生し、国難とも言える未曾有な大災害になるものと想定される。
近年の研究では、過去発生した南海地震の情報をより精査した結果、M9クラスの超巨大地震が発生した可能性も推定されている。
その他にも、南海トラフから琉球海溝まで全長1000kmにも及ぶ断層が連動して破壊されることで、非常に細長い領域におけるM9クラスの連動型地震、あるいはM9クラスの二つの超巨大地震が連動して発生する可能性もある。
南海トラフ巨大地震の周期
南海トラフ地震は大昔から約90~150年(中世以前の発生記録では200年以上も)の間隔で繰り返し発生していることが判明している。
南海トラフ大地震の原因となる東海地震、東南海地震、南海地震の震源域は、毎回数時間から数年の期間が開くか、あるいは同時に3つの地震が連動するとみられる。
ただし、1605年 慶長地震は南海トラフを震源とすることに異論もあり、南海トラフ地震は「約200年程度の間隔で発生する」という見解もある。
![いつ発生 過去 周期[南海トラフ 地震対策]](https://x.asobiing.com/wp-content/uploads/2020/09/nankai_EQ_s2-251x300.png)
過去に起きた南海トラフ地震:年数順
過去の南海トラフ地震を年数順にならべてみました。
興味深いのが発生時期で、過去14回起きた地震の多くが、12月に発生していることです。
冬季をふくめた前後期間に注目する価値がありそうです。
| 年数 | 地震名 | マグニチュード |
|---|---|---|
| 684年11月29日 | 白鳳地震 | M8 1/4 |
| 887年8月26日 | 仁和地震 | M8 1/4 |
| 1096年12月17日 | 永長東海地震 | M8.0~8.5 |
| 1099年2月22日 | 康和南海地震 | M8.0~8.3 |
| 1361年8月3日 | 正平地震 | M8 1/4~8.5 |
| 1498年9月20日 | 明応東海地震 | M8.2~8.4 |
| 1605年2月3日 | 慶長地震 | M7.9 |
| 1707年10月28日 | 宝永地震 | M8.6 |
| 1854年12月23日 | 安政東海地震 | M8.4 |
| 1854年12月24日 | 安政南海地震 | M8.4 |
| 1944年12月7日 | 昭和東南海地震 | M7.9 |
| 1946年12月21日 | 昭和南海地震 | M8.0 |
南海トラフ地震 : 過去の被害と特徴
古代・中世の地震は観測記録がないため、マグニチュードや被害は史料からの推定(専門家の調査・分析)となっています。
684年 白鳳地震(天武地震)
- 推定M:8.2〜8.6
- 被害:土佐(高知)で甚大な被害。津波・地盤沈下の記録あり。
- 特徴:日本最古級の南海トラフ巨大地震
- 補足:
887年 仁和地震
- 推定M:8.0〜8.5
- 被害:京都・大阪周辺で強い揺れ、津波被害の記録。
- 特徴:東海〜南海が広く連動した可能性。
- 補足:
1096年 永長東海地震
- 推定M:8.0前後
- 被害:東海地方で家屋倒壊、津波
- 特徴:東海側が先行(前震)。
- 補足:1099年と分かれて発生(分割型)
1099年 康和南海地震
- 推定M:8.0前後
- 被害:紀伊・四国で津波被害。
- 特徴:紀伊・四国側が後震
- 補足:1096年と分かれて発生(分割型)
1361年 正平(康安)地震
- 推定M:8.2〜8.5
- 被害:近畿・四国・東海で大被害。大津波の記録。
- 特徴:広範囲連動型。
- 補足:
1498年 明応地震
- 推定M:8.2〜8.4
- 被害:東海地方を中心に大津波。鎌倉大仏殿が流失。
- 特徴:津波被害が顕著。
- 補足:
1605年 慶長地震
- 推定M:7.9〜8.2
- 被害:揺れは比較的小さいが、巨大津波で多数の死者。
- 特徴:津波地震(ゆっくり滑る特殊地震)。
- 補足:
1707年 宝永地震
- 推定M:8.6〜9.0
- 被害:東海〜九州まで甚大。津波・家屋倒壊。
- 特徴:南海トラフ全域が一度に破壊
- 補足:49日後に富士山宝永噴火
1854年 安政東海地震(前日)
- 推定M:8.4
- 被害:東海地方で甚大な被害、津波。
- 特徴:連続発生型
- 補足:南海トラフ地震(前震)
1854年 安政南海地震(翌日)
- 推定M:8.4
- 被害:近畿・四国で津波と倒壊。
- 特徴:連続発生型
- 補足:南海トラフ地震(後震)
1944年 昭和東南海地震
- 推定M:7.9
- 被害:三重・愛知を中心に死者約1,200人。
- 特徴:震央は熊野灘沖(東南海のみ破壊)
- 補足:1946年の前震
1946年 昭和南海地震
- 推定M:8.0
- 被害:西日本で死者約1,300人、津波被害。
- 特徴:震央は紀伊半島沖
- 補足:1944年の後震
以上の地震発生の情報を確認してみると、南海トラフ地震には、複数の震源域が同時に破壊される「連動型」と、東海・東南海・南海などが時間差で発生する「分割型」があることが分かります。
連動型は宝永地震(1707年)のように広範囲で一度に強い揺れと巨大津波を引き起こし、被害が極めて大きくなります。
一方、分割型は安政地震(1854年)や昭和地震(1944・46年)のように数時間から数年の間隔で起こり、最初の地震の後に続発するため、警戒が長期化する点が特徴です。
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まとめ:甚大な災害の対策を
発生周期と最後の地震発生
- 南海トラフ地震の発生間隔:約90〜150年。
- 南海トラフ地震の発生には連動型と分割型がある。
- 発生した地震では津波被害が常に大きい。
- 最後の地震発生は1946年(約80年経過)。
迫る次の南海トラフ地震
- 過去の履歴から、次の南海トラフ巨大地震は切迫状態。
- 政府は「30年以内発生確率が非常に高い」と予測を発表。
- 次の南海トラフ地震の被害は過去最大級になる可能性あり。
次の南海トラフ地震は、前回(1944・46年)から約80年が経過し、プレート境界に大きなひずみが蓄積しているため、広範囲が連動して破壊される可能性があります。
さらに、沿岸部の人口増加や都市化の進行、低地や埋立地の拡大により、津波や液状化の被害が増大すると考えられます。
加えて、高齢化の進展や社会インフラの複雑化によって避難や復旧が難しくなり、人的・経済的被害が過去最大級になると想定されています。
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大地震に備える : 被災対策
地震は、ある日に突然起こり予測は直前にしかできません。そのため、前もって避難必需品を準備しておかないと、被災後に不自由な避難生活をしいられます。
さらに、大規模な地震発生後は救援の手が届くまで日数がかかり、最低でも数日間は自力ですごせる食料・飲料水などのストックが必要です。
とくに家族がいるばあい、人数分の水・食料が必要になるため、日頃から短期保存食(ローリングストック)と長期保存食を食生活に取り入れて準備しましょう。- 地震の備え : 非常食・必需品
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