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南海トラフ地震 : 震度と津波高さ《想定値》

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南海トラフ巨大地震が実際に起きた場合の『全国の揺れ(震度)』について、気象庁・中央防災会議などの最新の想定に基づいてわかりやすく説明します。

気象庁や政府の『被害想定(令和7年3月公表)』では、最大クラスの南海トラフ地震が発生したばあい、静岡〜宮崎を中心に非常に強い揺れ(震度7)が起きる可能性があると予測している。


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地震の知識・対策

震度の目安(日本の震度階級)

震度とは、気象庁が日本独自の地震規模を示すもので、ある場所で人や建物が実際に感じる地震の揺れの強さを表す指標です。

以下では、地震階級ごとの体感・状況を解説しています。

震度階級と体感・行動・建築物状況
震度 7
人の体感・行動
立っていることができず、はわないと動くことができない。
揺れにほんろうされ、動くこともできず、飛ばされることもある。
屋内の状況
固定していない家具のほとんどが移動したり倒れたりし、飛ぶこともある。
低耐震の木造建築の状況
傾くものや、倒れるものがさらに多くなる。
震度階級と体感・行動・建築物状況
震度 6強
人の体感・行動
立っていることができず、はわないと動くことができない。
揺れにほんろうされ、動くこともできず、飛ばされることもある。
屋内の状況
固定していない家具のほとんどが移動し、倒れるものが多くなる。
低耐震の木造建築の状況
壁などに大きなひび割れ・亀裂が入るものが多くなる。
傾くものや、倒れるものが多くなる。
震度階級と体感・行動・建築物状況
震度 6弱
人の体感・行動
立っていることが困難になる。
屋内の状況
固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもある。
ドアが開かなくなることがある。
低耐震の木造建築の状況
壁などのひび割れ・亀裂が多くなる。
壁などに大きなひび割れ・亀裂が入ることがある。
瓦が落下したり、建物が傾いたりすることがある。倒れるものもある。
震度階級と体感・行動・建築物状況
震度 5強
人の体感・行動
大半の人が、物につかまらないと歩くことが難しいなど、行動に支障を感じる。
屋内の状況
棚にある食器類や書棚の本で、落ちるものが多くなる。
テレビが台から落ちることがある。
固定していない家具が倒れることがある。
低耐震の木造建築の状況
壁などにひび割れ・亀裂がみられることがある。
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【地域別】震度と津波高(最大値)

南海トラフ地震では、おもに太平洋側で大きな被害が発生すると予想されています。

震源地(南海トラフ)に近く海岸沿いとなる静岡県、愛知県、三重県、和歌山県、高知県などをふくめ、どの地域にどれくらいの震度階級・津波高さが想定されるのか解説しています。

北海道~東北地方

北海道~東北地方では、南海トラフ地震そのものによる深刻な被害は基本的に想定されていません。

なぜなら、過去に発生した大規模地震『2011年 東日本大震災』とは逆方向の津波となり規模も性質も全く異なります。

また想定される揺れの規模では、多くの地域で震度1~2程度となり場所によっては『感じない』可能性も高いです。
ただし、福島県の一部では最大深度4が予想される地域もあるため、ふだんから災害の備えはしておきましょう。

なお、地震被害の影響がない地域でも『間接的影響』による経済の冷え込みをふくめ、生活面に支障がある可能性があります。

    間接的影響とは

  • 燃料・食料・部品の供給遅延
  • 電力・ガスの広域調整
  • 企業活動の停止や縮小
    その他の巨大地震

  • ただし、北海道・東北地域では『北海道・三陸沖 海溝巨大地震』という大規模地震の脅威も迫っており、身近な大地震にたいする防災対策や情報収集が必要になっている。
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関東地方

南海トラフ地震 : 震度と津波高さ(最大値)
被災地名 震度 津波高さ
茨城県 震度4 4m
栃木県 震度5強 津波なし
群馬県 震度5強 津波なし
埼玉県 震度5強 津波なし
千葉県 震度5強 11m
東京都 震度5強 31m(新島村)
神奈川県 深度6弱 10m

関東地域の最大震度は、茨城県以外は『震度5強』以上と、揺れによる被害が発生する可能性があり、事前の対策(家具固定・保存食準備)が必要。

津波について関東地方では、千葉県、東京都、神奈川県に大津波の到来が予想される。
とくに東京都島しょ部では、30メートル超の巨大津波の到達が予想されており、地震対策のほか避難経路の確認・非常持ち出し品の備えが必須になります。

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中部地方

南海トラフ地震 : 震度と津波高さ(最大値)
被災地名 震度 津波高さ
新潟県 震度5弱 津波なし
富山県 震度5強 津波なし
石川県 震度5強 津波なし
福井県 震度5強 津波なし
山梨県 震度6強 津波なし
長野県 震度5強 津波なし
岐阜県 震度6強 津波なし
静岡県 震度7 津波高33m(下田市)
愛知県 震度7 津波高19m

中部地方は、すべての県で震度5弱以上で地方全体が強い揺れの影響をうける激震地域です。
とくに愛知県と静岡県の両県では震度階級で最大クラスとなる震度7となっており、事前の震災対策(家具固定・長期保存食・非常持ち出し品)が必須。

津波に関しては、内陸部と日本海側の県は『津波なし』ですが、太平洋側に海岸がある愛知県と静岡県は巨大津波の到達がが予想されている。
さらに震源に近いこともあり、津波到達までの時間も短いため、揺れを感じたらすぐに避難できるよう、避難経路の確認を事前にしておきましょう。

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近畿地方

南海トラフ地震 : 震度と津波高さ(最大値)
被災地名 震度 津波高さ
三重県 震度7 27m(鳥羽市)
滋賀県 震度6強 津波なし
京都府 震度6強 津波なし
大阪府 震度6強 5m
兵庫県 震度7 9m
奈良県 震度6強 津波なし
和歌山県 震度7 18m

近畿地方は、すべての県で『震度6強』以上の地震が発生する予想。
地域のほとんどで非常に強い揺れによる大災害が発生する可能性が高く、事前の対策(家具固定・非常食準備)が必要。

津波については内陸部をのぞく太平洋側の海岸沿いでは大津波の到来が予想される。
とくに三重県では、30メートルにせまる巨大津波の到達が予想されており、地震対策のほか避難経路の確認・非常持ち出し品の備えが必須となる。

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中国・四国地方

南海トラフ地震 : 震度と津波高さ(最大値)
被災地名 震度 津波高さ
鳥取県 震度5強 津波なし
島根県 震度5強 津波なし
岡山県 震度6強 4m
広島県 震度6強 4m
山口県 震度6強 5m
徳島県 震度7 24m(海部郡美波町)
香川県 震度7 5m
愛媛県 震度7 21m(西宇和郡伊方町)
高知県 震度7 34m(土佐清水市/幡多郡黒潮町)

中国地方の震度は最大で『震度6強』『震度5強』強い揺れ。四国地方は4県すべてが『震度7』と非常に激しい揺れの想定。
事前の震災対策(家具固定・長期保存食・非常持ち出し品の準備)が必須。ただし、耐震性の低い木造住宅であれば自宅倒壊の危険性から屋外退避も検討。

津波に関しては、日本海側の県は『津波なし』ですが、瀬戸内海に面する県は津波に警戒。
四国地方は香川県で『大津波』ですが、徳島県・愛媛県・高知県の3県すべてが『巨大津波』の到達がが予想されている。

とくに高知県は最大津波高さが34mなうえ、津波の到達時間が数分なので、強い揺れを感じたらすぐに避難。
迷っている時間はないので、避難経路・避難場所の確認を事前にしておきましょう。

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九州地方

南海トラフ地震 : 震度と津波高さ(最大値)
被災地名 震度 津波高さ
福岡県 震度5強 4m
佐賀県 震度5強 津波なし
長崎県 震度5強 4m
熊本県 深度6弱 4m
大分県 深度6強 15m
宮崎県 震度7 17m
鹿児島県 深度6弱 11m
沖縄県 震度予想なし 5m

九州地方は、沖縄県をのぞく県で『震度5強』以上の強い地震、とくに宮崎県では震度階級で最大クラスとなる『震度7』の非常に激しい揺れの地震に直面する。
九州地域でも事前の震災対策(家具固定・長期保存食・非常持ち出し品)が必須。

津波に関しては、内海(有明海)の佐賀県は『津波なし』。ほかの県は外海に面するため、4m~17mの津波が到達する。
太平洋側に海岸がある宮崎県と大分県には大津波の到達がが予想されている。
宮崎県と大分県では、津波到達までの時間も短いため、揺れを感じたらすぐに避難できるよう、避難経路の確認を事前にしておきましょう。

なお、沖縄県では地震の揺れはないものの、津波が到達が予想されています。
津波の高さは『最大5m』と大きく浸水被災する規模なので、避難準備(非常持出し品の用意、避難場所・避難経路の確認)を事前にしましょう。

    沖縄地域の巨大地震

  • 沖縄や周辺諸島では『沖縄トラフ・琉球海溝 : 連動巨大地震』という大規模地震の脅威も迫っており、身近な大地震にたいする防災対策や情報収集が必要になっている。
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大地震に備える : 被災対策

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地震は、ある日に突然起こり予測は直前にしかできません。そのため、前もって避難必需品を準備しておかないと、被災後に不自由な避難生活をしいられます。さらに、大規模な地震発生後は救援の手が届くまで日数がかかり、最低でも数日間は自力ですごせる食料・飲料水などのストックが必要です。
とくに家族がいるばあい、人数分の水・食料が必要になるため、日頃から短期保存食(ローリングストック)長期保存食を食生活に取り入れて準備しましょう。

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